是枝裕和監督・初期のおすすめ3作品紹介(Blu-ray)
「そして父になる」「海街diary」の
監督として知られている
是枝裕和監督がカンヌ映画祭で
パルムドール(!)に輝いたそうで。
是枝裕和「万引き家族」カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞 - 映画ナタリー
おめでとうございます!是枝監督!
15年位前に小田急線 成城学園前駅で
握手いただいたかねはるです!
覚えてますか??
駅のホームで突然話しかけられて、
若干引きつつも(びっくりしますよね。。)
にこやかに握手いただきまして、
本当にありがとうございました!
・・・
というわけでわたし是枝監督の大ファンです
高校時代から大好きだったんですよね。
それがカンヌでパルムドール・・。
本当におめでとうございます!!
一般的には「そして父になる」
「海街Diary」「誰も知らない」などが
代表作とされていますが、
今回は、
初期の是枝裕和監督おススメ作品を紹介したいと思います
まず是枝裕和監督とは?
1987年に番組制作会社テレビマンユニオンに入社し[6]、テレビ番組のADをしながらドキュメンタリー番組の演出家をつとめる[7]。1995年に『幻の光』で映画監督デビュー[5]。新作を発表するたびに多くの国際映画祭に招待されるなど、国内外で高い評価を受ける映画監督の一人である。若手監督のプロデュースや、CM作品、ミュージックビデオの演出も手がけている。
世界的レベルで日本を代表する映画監督ですね。
位置付けとしては北野武監督レベルでは?
というのがわたしの印象です。
また「ゆれる」なので有名な
西川美和監督も初期の是枝作品で
助手をしていたことも有名です。
初期作品がBlu-rayで発売されるそう
ちょうど2018年5月25日に
初期作品がBlu-rayで発売されるそうです。
是枝裕和作品がBlu-ray化、『幻の光』『誰も知らない』『空気人形』など7作 - 映画・映像ニュース : CINRA.NET
パルムドール受賞直後の
いいタイミングですねー。
今日はBlu-rayで発売される作品のうち
かねはるが個人的に
超おすすめな名作3作品を
紹介したいと思います。
では、いきます!
1本目:ワンダフルライフ
是枝作品の2作目、1999年の作品です。 ストーリー 「貴方の一番大切な思い出を1つだけ選んでください。」 死んでから死後の世界へと旅立つまでの1週間、死者達は「そこ」で一番大切な思い出を選ぶ。その思い出は、彼らと「そこ」のスタッフ達の手によって映画として再現される。そして、その記憶が頭の中に鮮明に蘇った瞬間、彼らはその「一番大切な記憶」だけを胸に死後の世界へと旅立っていくのだ……。選んでください。貴方の一番大切な思い出はなんですか?
オススメポイント① フィクションとなのかノンフィクションなのか?俳優なのか素人さんの境目がわからない!
この映画ドキュメンタリーと映画の
中間のような映画になってまして、
プロの俳優さんではなく、
素人の方も出られています。
普通に見ていると、
どの方が俳優でどの方が
素人さんかわかりません。
また、映画の設定として
死んでから死後の世界の間にある「とある場所」で、
「アナタの生涯で一番大切な思い出」について語るというもの。
この語り自体も、フィクションとなのか
いや事実をそのまま喋っている
ノンフィクションなのか境目が全く分かりません。
しかし、設定自体はファンタジーなので、
なんとも不思議な映画。
是枝作品の特徴である
即興性をふんだんに盛り込んだ
実験的かつ感動的な初期作品です。
オススメポイント② 若かりし頃のARATA(井浦新)、伊勢谷友介の演技
素人の方意外にも有名な俳優さんが
多数出演されています。
今では超有名なこのお2人ですが、
確かこの頃はモデル業が中心。
俳優業の開始直後かと思います。
それなのにもう存在感抜群。
特に伊勢谷友介さんは
この時点でスタイルが確立されていますね。
必見です。
ワンダフルライフは
わたしが是枝裕和作品の中でNo.1に
おススメしているものです。
(Bluray出たんだ・・。買おうかな・・。)
2本目 DISTANCE(ディスタンス )
是枝監督作品、3作目です。
ストーリー
カルト教団「真理の箱舟」が無差別殺人を起こし、その5人の実行犯が教団の手で殺害され、教祖も自殺した事件から3年後の夏。4人の加害者の遺族はその命日に集まり、遺灰を撒いたとされる山間の湖に慰霊に行ったが、車を盗まれたため、その場に居合わせた元信者である坂田の案内で、実行犯たちが潜伏していたロッジで一夜を明かすことになる。
おススメポイント① ドキュメンタリーと映画の中間をさらに突き詰めている
先ほどのワンダフルライフは、
俳優さんが意外に素人の方も出ていましたが、
こちらはプロの俳優さんのみの出演。
但し、
脚本は自分の配役の分しか記載されていない
状態で撮影を行ったとのこと。
キャストに手渡された脚本はそれぞれの出演部分だけで、相手の台詞は書き込まれておらず、俳優たちは物語の全貌を映画が完成するまで知らなかった。物語の空白の部分は、それぞれの役者の感性によって作られていった。
一部のシーンには、
これは俳優さん同士の素の雑談でしょう?
というものがあったりします。
この手法は2017年に公開された
「三度目の殺人」でも使われていましたね。
今見ても新鮮な作品になっています。
おススメポイント② 寺島進、遠藤憲一の演技が素晴らしい
これは是非見ていただきたいのですが、
- 素の人柄の良さが出まくっている寺島進さん
- これが素だったらちょっとヤバすぎるよ、遠藤憲一さん(笑)
の演技がそれぞれ素晴らしいです。
遠藤憲一さんはこの映画で
高崎映画祭の最優秀助演男優賞を
受賞しています。
出番はそれほど多くないのですが必見です。
なおディスタンスは劇場公開の頃は
レンタルビデオ化(当時はそう言ってました)
されないんじゃないか?
という話もありましたが、
無事Blu-ray化されたのですね。
3本目 歩いても 歩いても
ストーリー
物語の舞台は、夏休みのおばあちゃんの家。樹木希林演じるおばあちゃんのもとに、次男(阿部寛)一家、長女(YOU)一家が遊びにやってくる。そんな1泊2日の出来事を、ふとした家族の会話で見せる作品だ。次男の嫁(夏川結衣)とお婆ちゃんとの間のチクチクするような嫁姑のやりとりも面白く、誰もが「こんなこと、あるある」と思うような家族のリアリティにあふれている。
おススメポイントはトウモロコシの天ぷら!(笑)
映画もほんと素晴らしいんですよ!
でもこの映画に出てくる
「トウモロコシの天ぷら」が
めちゃくちゃ美味しそうなんです。
調べたらやっぱりレシピありました。
映画『歩いても歩いても』のとうもろこしの天ぷらレシピ。保存法も紹介 - T-SITE LIFESTYLE[T-SITE]
また、樹木希林さんの演技も非常に良いです。こちらはAmazonビデオで配信もあるようなので、
平日の夜にでもまったりみるといい気がします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した
是枝裕和監督の
初期名作3作品はこちらでした。
- ワンダフルライフ
- DISTANCE(ディスタンス)
- 歩いても 歩いても
本当にどれもおススメです。
2018.6.15追記)
万引き家族、観てきました。初期作品と比べるとメッセージが強くなったなと感じますね。今回ご紹介した作品だと、DISTANCEと近い作品かと。
ちなみに、是枝作品人気メニュー「とうもろこし」も出てきます。