【中小企業診断士】ノートはやっぱり必要だった話
今日は中小企業診断士の勉強法、ノートについて。
- 現在の累計勉強時間は300時間
- 独学でトライしています
- 結論から言うとノートは絶対にあったほうがよかったし、最初からまとめていくべきだった
- (過去問カンニングペーパーとなる)ノートのまとめ方について
- ノートがあると気が楽
- まとめ
現在の累計勉強時間は300時間
8月の頭に中小企業診断士の一次試験を控えています。
私は今年の4月から勉強開始していますので現在4ヶ月目。勉強時間としては300時間ほどに達しています。
中小企業診断士は一次試験と二次試験合わせて、
おおむね1,000時間ほどの勉強時間が必要と言われています。
私は今年の一次試験で
一次試験の対象科目である7科目のうちの5科目の合格を目指していますが、
おそらく本番にたどり着くまでに380時間ほど勉強時間になるでしょう。
これで5科目合格して、
残り2科目と二次試験に520時間を使って、
2年間で合格するストーリーです。
これが多いのか少ないのか、
よくわかっていませんが
こそまで来たらやるしかないな、
と言う気持ちで進めています。
独学でトライしています
こちらの記事でも書いた通り私は独学を基本にしています。
中小企業診断士は独学か予備校か - メジャーで補欠か草野球で4番か
そのため、
最初はテキスト選びで苦労し、
その次に過去問題集選びで苦労しました。
そして最後に訪れたのが
ノートを使うかどうかという点でした。
ノートのメリットはそりゃ、あります。
時間に余裕があるなら
まとめたほうがいいわけで。
問題はその時間に見合う効果があるかどうかということ。
結論から言うとノートは絶対にあったほうがよかったし、最初からまとめていくべきだった
5月LEC模試の惨敗からノートを使った論点まとめを開始。1ヶ月経過して、ページ数は80ページ。5教科分。
— かねはる (@kaneharrr) June 16, 2018
まとめるコストはかかりましたが、①過去問やりながら苦手ポイントを書き込める ②効率的に見返せる ③論点の構造的理解 ④記憶の外部化(と内部化繰返し) と非常に有効です!#中小企業診断士 pic.twitter.com/MjM3nER4Bl
特にノート効果が出たのは経済学でした。
経済学は私はこれまで全く触れたことがなかった学問です。
経済学は全体のつながりストーリーや、
グラフの動きを理解して、
記憶や知識を定着させていくものです。
意外と動的な学問なんです。
そのため静的なテキストなどでは
なかなか太刀打ちができませんでした。
YouTubeや模試の講義動画などを活用して何とか食らいついてきましたが、
結局のところは自分でグラフを手で書いたりして、
覚えさせるしかないという結論に至りました。
脳内シミュレーションでは
無理なレベルなんですよね。
(おそらく予備校で講義を受けていればもっと簡単に学ぶことができたと思っています。。)
そのため、
その手を動かしながら動きを理解して記憶を定着させるためには、
ノートを使うしかないというわけ。
ただ、気付くのがちょっと遅かった、、
しかしそれに気づいたのはゴールデンウィークあけてからでした。
つまり、まだ1ヵ月もちょっとしか経っていません。
正直もっと早く始めて良かったなぁと思ってます。
暗記系科目でももちろんパワーを発揮するノート
経済学以外にも、今となってはノートがない状態での中小企業診断士の勉強はありえません。
特に中小企業経営や、経営法務といった教科はかなりの部分が暗記です。
しかも覚える量が多い。
そのため、いかに構造化して、自分の脳の中で単なる丸暗記ではなく構造やストーリーとして覚えるかがポイントになります。
その時にもノートは大活躍。
イメージとしては、暗記すべきことを自分が理解したいストーリーに変換して構造化。
それをノートに落とします。
これが記憶の外部媒体になる感じ。
外部媒体なんで常に取り出せないんですが、
なんども取り出しを繰り返してくと
脳にキャッシュされてく感じです。
最後までいくと、過去問を解くための
完全カンニングペーパー(のようなもの)ができます。
補足)中小企業診断士はノート持ち込みNGです
ただ、ここまでいくにはいくつかのステップが必要。
というわけでここからは、
そのステップを簡単にまとめておきたいと思います。
中小企業診断士の勉強をする人たちへ、
ノートをまとめようか、作成しようか、
迷っている人たちへの一助になれば幸いです。
(過去問カンニングペーパーとなる)ノートのまとめ方について
ステップ① テキストから基本構造をノートに書く
超基本事項だけは最初はテキスト内容をまとめる必要があります。
最初のこの作業が一番きついです。
単純に時間がかかるし、どっしり机に座らないとできません。
ただこれをやっておくと
後からのお釣りがくるくらいのメリットがあります。
ステップ② 過去問を解きながら基本構造を加筆していく
テキストからの超基本事項をノートについて写してからは、過去問に取り掛かります。
ポイントは過去問を自分の能力チェックとして使うのではなく、
ノート内容を自分用に高度化していくために使います。
- ノートに書いてなかった部分の加筆
- ノートには書いてあったけど、わかってなかったことを補強
- そもそも超基本事項なのに書き漏れていたものを書く
これを私の場合は、
10年分の過去問がまとめられた
過去問集でやりました。
そうするとほぼノートが過去問内容のカンニングペーパーになります。
これで、終わり。
と、
したいのですがそうはいきません。
ノート持ち込み自由の資格試験であればこれでもいいのですが、
中小企業診断士は残念ながら持ち込みNG。
そのため、全てを記憶する必要があるわけです。
ステップ③ 過去問をさらに繰り返し解き、弱いところをノートに書いていく
実はここまではノートの色を一色でやってます。
ステップ③からは、色を変えます。
私は赤ベースだったものを、青ベースに変えています。
そして過去問で答えられなかった場所はその色で
- アンダーラインを引いたり
- 加筆したり
- 自分なりの言葉で理解したストーリーをメモ
していきます。
ステップ④ ③で加筆した部分を中心に繰り返し読み込んで暗記する
ステップ③で加筆されなかった部分は過去問で解けたところ。
記憶が定着しているか、自分の思っているイメージと近いのでもう覚える必要はありません。
ここからのポイントは、ステップ③で加筆した部分。
ここを集中的に、しかし全体のストーリーとして覚えていきます。
私は現在このフェーズ。
寝る前や移動中に自分のノートをなんどもなんども読み返しています。
ノートがあると気が楽
最初の理解してノートに写さなきゃいけないフェーズと違い、反復して見るだけでいいんです。
なので、気がすごい楽。
ノートに戻れば全部書いてある。
この状態までもっていくと、勉強自体もあくまで「学ぶ」というより「確認する」というものになります。
記憶の外部化はまさにこのイメージ。
過去問集をノート代わりにするのは現実的に難しい
私がベタ褒めする同友館の過去問では、
過去問の解説とセットでいろいろ書き込んでいきましょう、
って書いてあるのですが。
書き込むのはいいけど、
こんなに分厚いやつ持ち運べません笑
家でずっと勉強してるならいいけどね。
なお過去問自体はこの記事で書いたとおり最高です。
ほんとこのシリーズはオススメ。
まとめ
- 中小企業診断士の勉強では恐れず最初からノートで、まとめていくべき
- まとめかたも最初はテキストベースだが、徐々に過去問ベースへ移行する
- 最終段階で色を使って本当に分からないところを一目で見てわかりやすくしておく
- その上で最後に色のついたポイントを中心に暗記していく
それでは