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企業内MBAホルダーにマウンティングされてた話

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わたしの会社には

海外留学制度がありまして、

300人にひとりくらいの確率で

海外MBAホルダーがいます。

 

TOEFLとかGMATを受け、

さらに狭き門の面談を抜けて、

会社のお金で2年間でMBAが取れる制度です。

 

企画系管理職はMBAホルダーがわんさか

わたしのようは企画系部署にいると

比較的早く出世してるひとは

特にMBAホルダーが多い印象。

 

 

ただMBAホルダーだからと言って

仕事が出来るかっていうとそうとは限りません。

 

むしろふわふわしてて

実務上ではちょっと使えないな、、

って印象寄りです。

 

ま、MBA取っちゃうから

ふわふわしてる担当に異動させられて

ますます仕事がふわふわしちゃう、

って悪循環な気がしてます。

 

 

人事面談で聞かれたとある質問

さて、

現在は中小企業診断士の勉強を朝勉で

しているわたしですが、

その少し前、昇格面談ってものがありました。

 

相手は隣の部署の3つ分くらい上の上司。

次は取締役かってひとです。

(あとで知りましたがこの方もアメリカのどこかの

優秀な大学のMBAホルダーです。)

 

面談でその人にひと通りの質問をされたあと、

最後にこんな質問が。

 

上司

かねはるさんって仕事してて”コンフリクト”が起きたときってどうするの?

 

わたし

「はぁ、コンフリクト?ですか?(衝突ってことだよな)。まぁ仕事上衝突してもしょうがないんで、そもそもコンフリクトなんて起きないように事前に調整してますよ」

 

上司

「へぇ、そうなんだ。でもコンフリクトって悪いことじゃないんじゃないの?」

 

わたし

「どうですかね。わたしのスタイルだとむやみにコンフリクト(=衝突だよな?喧嘩的な?)起こさせてもいいことなんてないんで。組織またがって仲良くやりましょうってコンセプトで仕事してます」

 

上司

「…ふぅん。」

 

 

こんなやりとりです。

 

なんだろ?

なんとなく噛み合ってない気がするけど、

普通に答えただけだよ、

何が聞きたかったんだろう?

とその時は思いました。

 

ただ、

ずっと引っかかっていました。

 

 

その後中小企業診断士の勉強を始める

そんなことをすっかり忘れて

今年から中小企業診断士の勉強を始めました。

 

そんな中、

企業経営の組織行動学という科目の中で

この「コンフリクト」というワードを

見つけました。

 

これを見てわたし

「ははーん」

と思いました。

 

コンフリクトconflict


コンフリクトとは、相反する意見、態度、要求などが存在し、互いに譲らずに緊張状態が生じること。対立、軋轢。

いかなる組織においてもコンフリクトは避けられないが、コンフリクトにはマイナス面だけでなく、プラス面もある。プラス面としては、互いに競い合うことで意欲が高まる、相互の意見交換の過程で相手への理解が深まる、その過程において自己の考えを明確にして当初のアイデアを発展させたり、新たな視点や本質的な問題が発見できることが挙げられる。

コンフリクトとは・意味|MBAのグロービス経営大学院

 

 

なるほどあの上司、

わたしにこのコトを聞いていたのか。

(コンフリクトって

組織行動学的なコンフリクトで、

必ずしも悪いことじゃないってハナシ)

 

 

 

うーん。。。

 

 

 

 

面談で試験問題出してんじゃねぇよ

きっとあの上司は、

こう答えさせたかったのでしょう。

 

わたし

「そうですね、相手に不快感を感じさせるようなコンフリクトは無意味ですが、きっちり自分の意見を伝えることで一時的に発生するコンフリクトについては、組織や上下関係を超えて必要だと思っています。それによって新しい意見や付加価値が生まれることがあるからです。例えばこんなことがありました…」

 

 

これ組織論の答案だと100点ね。

 

 

知らんがな。。

 

 

専門用語を知っているかどうかは意味がない

今考えると上司の質問の仕方

ちょっと違うんじゃないの?と。

 

知識はさておき、

「どうしても衝突が避けられないとき

その人がどんな行動特性もってるか確認して、

昇格させるべき人材かどうか確かめる」

という目的ならば理解できます。

 

ただそうならば、

 

「仕事してるとどうしても伝えなきゃいけないこともあるじゃない?相手の利害を超えてさ。そういうときどうする?」

 

って普通に聞けばいい。

 

そしたら普段コンフリクトに

どう対応してるかなんてわかるわけで。

 

それをコンフリクトってワードでくくって

「どう思う?」って「この言葉知ってる?」って

言ってるだけです。

 

つまりこれって、

コンフリクトという組織行動学的としての

ワードを知ってる人から見た

知らない人向けのマウンティング

だと思ったわけです。

 

 

意外とMBA用語は社内で使われていた

これ以来いろんな

上司たちの言動を見ていると

たまに発するワードが

気になることがあります。

 

ちょうど1週間くらい

前には「マトリックス組織」って

ワードが出てきました。

 

この方もMBAホルダー。

 

別にこういった

専門用語を使うことは

悪いことではありません。

 

ただ前述の面談のような

使い方はいただけない。

 

学問として勉強したあと、

実務にどう置き換えるかを

常に考えるべきだと思っています。

(当たり前だ)

 

 

(ちなみにこのマトリックス組織はスピードは増すものの、上司が2人いる形になるので、その2人の上司の権限を明確にして、利害が一致しない時のため、どちらの上司の権限が強いのか事前に決めておく必要があります。ただそのような明確な管理職権限分担を行うのは、うちの会社はとても苦手なので混乱するだけだよ、と指摘しようと思いましたが、怒られるのでやめました笑)

 

そんな企業内MBAホルダーからの隠れマウンティングに気をつけたい

企業内MBAホルダーからの

隠れマウンティングが

今後も来るんじゃないかと思ってます。

 

具体的に危ないところだと

  • SLACK(スラック): 組織的余剰人員。中期的計画を立てるためのリソースとして必要なことがある。100%無駄なわけじゃない。
  • 金のなる木 : 収益は生むがすでに市場成長率は低い。積極的な投資はせず、花形にリソースシフトすべき。
  • 負け犬 : 市場成長率も自社シェアも低いが場合によっては安定的な収益を稼ぐ場合もある。

 

このあたりテストにでそうですね笑

 

これは中小企業診断士でも良く出る

ひっかけ問題です。

 

 

実務でひっかけ問題出しちゃだめ。

 

 

そんなわけで、

わたしも中小企業診断士の勉強をしていますが、

ワードベースで知識をひけらかすような

ことにならないようにしたいな

と思ったわけでした。

 

 

まとめ

  • 企業で働いているとミーティングや面談で実は知らないうちにMBAホルダーに、専門用語を使われていることが多い
  • 中小企業診断士の勉強を通じてそれを知った
  • ミーティングならばまだしも面談でこれを使われると対応できないので気をつけよう
  • 特に経営戦略、組織論は注意

 

さて勉強しますかね〜

 

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