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バチェラージャパンは男性がちゃんと見たら何を思うかってハナシ

Amazonビデオでバチェラージャパン2の

配信が開始され、ネット界隈では

話題になっているようです。

 

今日はいたって普通の男性がこのバチェラーをちゃんとみたら何を思うかという話。

 

 

実はわたしシーズン1、激ハマりしました

ふとした拍子で見てしまって

一気に終わりまで見てしまって。

 

リビングで見てるもんだから

酷く嫁にののしられました。。

 

しかしこうしたコンテンツに

程遠い生活を送っていたわたしが、

ハマる「構造」と「オトコの心情」が

面白いなと思いました。

 

なのでちょっと振り返ってみたいと思います。

 

 

簡単にバチェラーを紹介

「バチェラー・ジャパン」は、Amazonプライム・ビデオにて配信されている恋愛リアリティの婚活サバイバル番組。

ハンサムで社会的地位を確立している才色兼備の独身男性(バチェラー)の元に集まった25名の独身女性たちが、バチェラーの心を勝ち取るためにゴージャスでロマンチックなデートをしながら過酷なバトルを繰り広げていく。

運命の相手となる最後の一人の女性が残るまで、1つのエピソードで用意されたバラの数だけ女性たちが勝ち残っていく。

バチェラー・ジャパン - Wikipedia

 

いわゆる恋愛リアリティーショー。

 

日本でいうテラスハウスが恋愛なら、

こちらは結婚をゴールにしています。

 

ま、普通の36歳既婚サラリーマン男性は

見ないですよね(笑)

 

 

男性がバチェラーを見たら何を思うか

最初はバカバカしいと思っていた

すごく暇な時があり、

第1話だけ見てみたんです。

 

まずなによりもね、

 

出演する男性の心情が理解できない。

 

リアリティーショーなので、

実名で男性も女性も出てるわけです。

 

女性はきっとタレント志望なんでしょう、

という意味で理解できるのですが、

男性はシーズン1では

リアルのベンチャー実業家なんです。

 

 

 

東大大学院

→ATカーニー

→起業

→自分の会社をmixiへバイアウト

※めちゃくちゃイケメン

 

 

この人、この番組に出てメリットなんて

なにもないじゃないですか?

 

 

 

つまり・・・怪しすぎる!!

 

 

こんなチャラい番組に出ちゃって

自分ブランド毀損が激しすぎる。

 

普通の感覚ではない。

 

 

というわけでまず、

男性への怪しさを感じてしまいます。

 

 

さて、次に感じたこと。

 

女性がそこまで魅力的じゃない(対テラスハウス)

男性は謎こそあれどスーパースペックでしたが、

女性が、、

 

 

あれ、、??

 

 

 

男性からするとこっちを期待すると

思うのですが、そんなに、、

 

魅力的じゃない(笑)

 

 

テラスハウスに出てたような

「ほぼ芸能人」と異なり結構素人寄りです。

 

うーん予算が集まらなかったのかなー、

と思ってしまいます。

 

そんなことを思いながら

3話ほど見進めていきました。

(当時めっちゃ暇だったんです)

 

 

見進めていくと少し印象が変わった 

3話くらいみて少し印象が変わってきます。

 

まず、

バチェラーが実は紳士すぎ。

 

バチェラーである男性一人に対して、

女性は20人以上います。

 

なので女性ひとりひとりと

コミュニケーション取る時間が

相当少ないわけです。

 

しかしバチェラーはなるべく

公平に時間をさこうと努力します。

 

女性の誰かが傷ついて泣いていたりすると

ちゃんと駆け寄ってフォローしたり。

 

自分のことだけではなく

普通に傷付いている人がいたら

気遣う、と。

 

そのフラット感が

非常に紳士だなと思いました。

(これは男性ならではの意見かもですね)

 

 

しかし後半、彼はちゃんと

女性への対応に優劣をつけていきます。

 

この優劣がさらに紳士だなと

わたしは思いました。

 

漫画にあるような誰にでも優しい

王子様ではなくて。

 

人として完全フラットに付き合うのが大原則。

しかし自分が興味がある人ひととは

しっかり時間をかけて向き合いたい。

そのためには優劣は付ける。

 

なぜならば、自分はここに

結婚相手を選びに来たのだから。

 

まっすぐでいいひとじゃないか!

 

と思ってしまいました。

 

  

次第に女性も魅力的に見えてくる

一方女性側は、まぁよくある感じで。

 

はじめは特に興味沸かなかったんだけど、

20人以上いますので、

  • ぶりっ子な女性
  • 男性には優しいが女性にはめちゃくちゃ怖い女性
  • そういうコミュニティーにまったく属さない女性

いろんな人達がいて、

「わたしは誰派?」的な

相対的な見方をするようになります。

 

ただこれはどんなコンテンツでも

よくある話で。

 

特に女性は芸能事務所に所属している

タレント卵みたいな方ばっかりのようなので、まぁ、

演技もあるんでしょうなと冷静に見つつも、、

 

自分押しの女性はいつのまにか出てきます(笑)

 

そんなわけで

・バチェラーが紳士すぎる

・押し女性も出来て応援したくなる

と、いつのまにか激ハマりしていたのです。

 

 

確か毎週決まった曜日に

週一配信していたので、

その曜日を楽しみにしていた

記憶があります。。

 

そして最終話まで見終わりました。

 

さて、本題はここから。

 

 

見終わって、冷静に自分の感情を分析してみた

さて、このバチェーラージャパンという

普段だったら絶対見ないだろうコンテンツ

を見てみて。

 

でも、ハマって。

 

自分でも不思議な現象だなぁと思い、

どういう構造だったのかなと思ったので

少し深掘りしてみたわけです。

 

いろいろ考えたのですが、

いくつか自分の内面的な

感情を知ることができました。

 

少し恥ずかしい部分もあるのですが

書いてたいと思います。

 

 

男性(バチェラー)への嫉妬

 先程バチェラーが紳士すぎる

って話をしましたが、

これって少し角度を変えてみると嫉妬でした。

 

  • 職務経歴素晴らしい
  • 顔もイケメン
  • 女性にもフラット
  • でもちゃんと自分を持っている
  • そもそも女性を選べる環境

 

100%バチェラーのような人生を

歩みたいわけではないですが、

 

「ぬぁーー羨ましい!!」

 

って感情ですね。

 

 

この感情を自分で確認しました。

 

おおこんなん思ってたんだ、と。

 

そして、

さらに、

深掘ります。

 

 

嫉妬心を隠しながらコンテンツ自体が面白いということに変換して自己正当化していた

実は会社の人たちに「バチェラーがやばい」

みたいな感じでおすすめしていたんです。

 

「男性が紳士すぎて、

 その真実味がよくわからない

 新しいコンテンツだ」

 

みたいなおすすめの仕方をしていた

記憶がありますが、

実はその裏には嫉妬心があったわけで。

 

「いやーバチェラーみたいな

 経歴になりたかったし、

 顔もイケメンだし、

 性格もいいし、

 そういう人に嫉妬を感じるコンテンツで

 どうしても見ることやめられないんですよね〜」

とはおすすめしてないんです。

 

これは無自覚なんですよね。

 

 

嫉妬心のみならず、

無自覚にそれを隠蔽しようとしている。

 

嫉妬にすらに気付いていない自分。

 

あちゃーって感じです。

 

 

バチェラーにハマった男性の感情を整理

整理するとこうなります。

 

  • 自分はその対象コンテンツに無意識に取り込まれている
  • 無意識にはバチェラーへの嫉妬心がある
  • それなのに、自分は嫉妬心を隠す
  • そして表面的な面白さ(バチェラーの紳士度)を感じているのだと、自己を正当化しておススメしていた
  • その正当化行為すら自分で気付いていない
  • おそらくコンテンツ制作側はこの構造を理解している
  • そして、うまく受容者の内面を突くようなコンテンツを作ることに注力している

 

という感じかと。

 

良く出来ているコンテンツでした

まんまとハメられてしまったわけで。

よく出来ているコンテンツだなと思いました。

 

この実は、

自分の内面を擽られているんだけど、

恥ずかしいからそこは外部に

「見せないようにする」

「正当化できる理由を作っておく」

みたいなサービスの作り方は

アプリ課金ゲームとか出会い系アプリとか

にも使われている気がしました。

 

こういうのを「インサイト」を

突いたマーケティングって言うんですかね。

 

そんなわけで、バチェラー

自分の内面(インサイト)を知るにしろ

そんなコンテンツ制作の手法を

学ぶにしろ、

良いコンテンツでございます。

 

 

 



 

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では